30歳で上京した理由 <後編>
登録していた派遣会社からの紹介で、
1つ受けた会社が、採用になった。
紹介予定派遣というやつで、
3ヵ月後に契約社員になるというものだった。
社員登用制度もあると聞いていたが、
内容はリスクの高いものだった。
・契約社員を3年経験すると、正社員試験の受験資格が得られる。
・正社員試験を受けるチャンスは全部で2回。
・契約社員の契約は最長5年まで。
この条件で、しかも、仕事内容が専門的な内容だから、
他で役立てられるようなものでもなかった。
もし社員になれなかったら、5年間をドブに捨てるようなものだ。
この仕事に賭けるか、他を探すか迷ったが、
取り合えず、今はここしかないと思い、
頑張ってみようとやってみることにした。
3月末で派遣の契約は終了し、
4月から新しい会社で働き始めた。
仕事は難易度がかなり高いものだった。
機密情報になるので、仕事内容は書けないが、
専門用語やらシステムの操作やら訳が分からなかった。
まぁ、仕事内容は徐々に慣れることが可能かもしれないが、
問題だったのは教育担当の社員である。
パワハラとまではいかないが、
モラハラのようなことが、ほぼ毎日あった。
イライラした口調と表情を全面に出してくる人だった。
普通に耐性持ってる人はスルーできる程度なんだろうが、
俺にとっては精神的ダメージが大きかった。
書き忘れてたけど、この新しい仕事の給料は20万足らずである。
薄給のうえ仕事内容の高難易度、社員登用のリスク、
そしてモラハラが決定打となって辞めることを決めた。
何か行動するんであれば、30歳という今の年齢がギリギリだし
同じIT関連の仕事をするんであれば、
求人も多く、給料もいい東京で働こうと思い、
引っ越してきたのである。
ちなみに、仙台と東京では、時給換算で300円~500円の差がある。
同じ仕事内容でこの差なのだ。
(あくまで、自分の経験則で割り出したもの)
東京に来てから、すぐに就活を始めた。
ダメもとで受けた正社員のところが採用だった。
最初のうちは派遣でやろうかと考えていたのに、
まさか2週間ぐらいで決まるとは思っていなかった。
この会社で頑張ろうと意気込んでいたが、
仕事内容と職場の空気との不一致から適応障害になってしまった。
ここの会社も3ヶ月で退職した。
そして現在に至る。
今は、東京で安定した仕事を見つけるのが取りあえずの目標。
その前に、まず自分を変えなきゃいけないんだけど。
ということで、上京した理由を書いてみたよ。
文章力ないんで、駄文で申し訳ない。